インプラントは「第2の永久歯」とも呼ばれ
失った歯の代わりに、顎の骨に人工の歯の根(人工歯根)を埋め込み、その上に人工歯を固定する最先端医療技術です。
失った歯が1本から全てないケースまで幅ひろい患者様に対応できます。
インプラント体(人工歯根)の材料はチタンで“骨と強く結合する性質(オッセオインテグレーション)”を持っており、自分の歯と同じようにしっかりと噛めるようになります。
私たち人間は食べることによって、【噛む】こと、つまり【咀嚼刺激】が全身の健康に良い影響を及ぼすように膨大な年月をかけて進化してきました。
例えば、80歳を超える高齢の方でもインプラントにすることで【噛む力が回復し健康に生活】している方もいるほどです。
何でも食べられるようになりたい!
若さを保ち健康を維持していきたい!
このようにお考えの患者様に
私は咬み合せと健康を考える立場の歯科医師として
インプラント治療をご提案しております。
歯を失った時の治療はインプラントだけでなく、ブリッジや入れ歯もあります。院内での説明ではそれぞれの治療について、メリットやデメリットをわかりやすくお伝えすることを心がけております。
インプラント治療は非保険適用の全額自費の治療です。 支払い方法を分割にしたり、医療費控除を受けることで、治療費の負担を軽減することは可能ですが、保険適用のブリッジや入れ歯の治療と比べると高額になります。
顎骨へのインプラント埋入手術や骨造成手術(顎骨が足りない場合)などの外科手術が必要です。 治療時の痛みは麻酔でかなり軽減できますが、治療後の腫れや痛みなどの負担はやはり大きいと思います。
歯科インプラントの治療期間は通常4~8ヶ月程度ですが、お口の状態や治療部位、顎骨の状態によって異なります。 インプラント体と顎骨の結合に期間を要するため、治療期間はどうしても長くなってしまいます。
天然歯と異なりインプラント体は虫歯にはなりません。 しかし、そのままで歯ぐきの健康を維持できるとは限りません。メインテナンスを怠るとインプラント周囲炎という、歯周病のような症状の病気になります。 インプラントを長期的に機能させるには、専門的な口腔ケアや健診などの定期メインテナンスはやはり欠かせません。
ここでは、一般的なインプラントの治療手順を一回法を例にご案内します。
インプラント埋入手術の所要時間は約30~120分です。
口腔状態やインプラント埋入本数によって異なり、治療期間もそれに応じて異なります。
オッセオインテグレーション(Osseointegration)はインプラント体であるチタンと骨が光学顕微鏡のレベルで直接的に一体化(結合)した状態を指し、現代のインプラント治療では最も重要な治療概念とされています。
インプラントはこのオッセオインテグレーションの発見によって成功率が格段に上がりました。
その後の研究・開発も盛んになされ、安全性が向上した結果、インプラント治療は広く普及しています。
現在のインプラント体の材料はどのインプラントメーカーも生体親和性の高いチタンが主流です。
当院では多々あるメーカーの中で、院長の所属する京都インプラント研究所でも評価の高い京セラメディカル(株)のPOI EXシステムを主インプラント体として採用しております。
京セラメディカル(株)は、セラミックスや金属の材料技術、および加工技術を持つ、メディカルマテリアルを専門とする世界レベルの日本企業です。
特にPOI EXシステムは、生体親和性の高い高強度のチタン合金に特殊な表面処理を施したインプラント体で、あらゆる症例に対応しうる多様性を持っています。
日本発の日本人に適したインプラント体として、20年以上に渡り多くの歯科医師に採用されてきた実績を持ち、現在でも国内で年間約6万本が使用されている日本のトップブランドです。
インプラントの基本概念であるオッセオインテグレーション(チタン製インプラント体と顎骨の結合)のもと、インプラント体を世界で始めて製造した歯科先進国スウェーデンのメーカーです。
世界的に長い実績を持ち、顎骨が充分ある方から比較的顎骨の薄い傾向にある方まで幅広く対応できます。
アバットメントとインプラント体の接合においても、独自のプラットフォームが確立されており、安定したインプラント治療の提供が可能となっています。