オッセオインテグレーション(インプラントと骨の結合)が確認できたら、上部構造をつくるための精密印象(歯型採取)をします。。
インプラントと自然歯の最大の違いは歯を支える仕組みにあります。
自然歯は歯根膜を介して歯槽骨(顎の骨)と繋がっており、歯根膜がクッションの役割をしています。インプラントは顎の骨との直接結合によって支持されているためクッションがありません。
そのため精密に歯型を採取し、より精巧な上部構造をつくる技術が必要になります。
インプラント埋入手術に1回法と2回法があることはシミュレーションの一次オペでご案内しました。
埋入手術と同様に歯型採取にも様々な方法があり、通常は患者様の状態に適した方法を採用します。
シミュレーションでは最も一般的な、それでいて精密な印象方法を簡単にご説明します。
ヒーリングキャップはインプラント体頭部の保護の為や食片圧入の防止、歯肉の形成の目的で使用する。一時的なもの。
1回目の歯型採取(印象採得)は概形印象です。
概形印象は精密印象用の個人トレーを製作するためにおこないます。
2回め精密印象は個人トレーを使っておこないます。
採取した歯型には、インプラント埋入方向や位置、インプラント体周囲の歯肉の形状などが詳細に取り込まれます。
咬合は口腔機能の回復だけでなく、全身の健康にも影響する重要な要素です。
当院の院長は日本顎咬合学会の指導医の資格を有しており、インプラント治療を通して難易度が高いとされる全額咬合再構成を何症例も手がけておりますので、咬み合せの採取には自信を持っております。