最終的にインプラントにかぶせる人工歯は、院長が設計指示書を作成し、それを元に歯科技工士が製作します。またインプラント埋入時に使用するサージガイドの製作も歯科技工士の役割です。
当院にはインプラント専門歯科技工士が常駐しており、院長との連携体制が整っております。
よく噛めて、健康にも良い影響を及ぼす上部構造(人工歯)の製作を追求しておりますので、どうぞご期待ください。
院長 安光秀人
日本口腔インプラント学会 インプラント専門医
2013年4月現在、高知県には私を含め3人の専門医がおります。
日本顎咬合学会 咬み合せ認定医・指導医
高知県では唯一の指導医資格の保持者です。
歯科技工士 川田義雄
日本口腔インプラント学会 インプラント専門歯科技工士
当院に勤務して15年目、県内初となる専門歯科技工士の資格を取得しました。
これからも院長と共に、患者様が満足されるインプラント治療の提供に携わってまいります。
インプラント治療で重要なことは良好な咬み合せを追求することであって、手術の成功だけではありません。そして咬み合せは上部構造、つまり人工歯によってなされます。
ジルコニアのフレームにセラミックスを焼き付けた上部構造です。
ジルコニアはジルコニウム(元素記号Zr)の酸化物でセラミックスの一種です。優れた耐久性と強度からスペースシャトルの耐熱タイルなどに用いられています。また生体親和性にも優れており、体内の人工関節にも利用される優れた素材です。
常態が白色の個体であることもあり、強度と審美性、安全性をも兼ね備えた最良の歯科材として用いられています。
セラミックス100%の高品質な上部構造です。
透明感や自然感が抜群で美しさの評価が高く、世界中で最も使用されています。
金属アレルギーや長期的な変色の心配もほとんどありません。しかし、セラミックスには弾性に乏しく割れやすい(脆性破壊)欠点もあるため、噛む力が強い方や歯軋りのある方には適用できない場合があります。
金属フレームにセラミックスを焼き付けた上部構造で長期間きれいな白い歯を保てます。
透明感は若干劣りますが丈夫で耐久性に優れており、多数歯ブリッジにも安心して利用できます。
ゴールド含有のバイオメタルフレームの使用で金属アレルギー対策も可能です。
セラミックスに微量のレジン(プラスチック)が混合された歯科修復材による上部構造です。
セラミックスの透明感や自然感、およびレジンの軟らかさ併せ持つ噛み心地が抜群の上部構造ができます。
オールセラミックスよりも割れにくく、金属アレルギーの心配もありませんが、レジンが混合されていることから長期的な変色があります。
また、高額になりがちな上部構造の中にあって比較的安価に製作できることもメリットです。
科学的に安定した金合金や白金加金などの貴金属を歯科修復材とした上部構造です。
軟らかくしなやかな金属で歯との相性が抜群なことから高い評価を得ていますが、金属色になるため奥歯(臼歯)など目立たない部分での使用にお勧めです。
保険診療時の被せ物として使用するいわゆる銀歯です。
金銀パラジウム合金という金属ですが経年劣化や金属イオンの溶出などの問題をはらんでおり、インプラント治療時の上部構造としてはあまりお勧めではありません。
しかし、治療費の負担を考えると費用を安価に押さえられる点ではメリットがあります。